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★6歳 女子 混合歯列 非抜歯

ID:109

下顎前突(受け口)

受け口を主訴に来院された小学校1年生の女子です。リンガルアーチとチンキャップを用いて前歯部の被蓋改善から開始いたしました。その後は特に大きな歯列不正も無く、エッジワイズ治療は行わず、前期治療のみで終了しております。
受け口のお子さんの場合、咬み合わせが成長とともに悪化することが懸念され放置できないため、どうしても治療開始が早くなってしまいます。また、前歯の咬み合わせが治った後も、全身成長に伴って受け口が再発する可能性があり、治療が長期に及んでしまいます。
この患者さんも、使用した装置は少ないのですが、最終的には1年に2~3度の来院で、中学2年生まで診せていただきました。長期の通院、ご苦労様でした。

歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。

治療期間

7年6ヵ月

治療回数

35回

治療費概算

基本料金:240,000円 調節料:5,000円/回

記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。
現在の費用は治療費のご案内でご確認くださいませ。

症例画像

初診時

動的治療終了時

副作用・リスクの項目

歯列矯正を始めるに当たって、以下のリスクと副作用があることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました。

①後戻り
歯並びを治しても、後戻りが生じる場合があります。
②失活
歯は生きていますが、何らかの原因によって歯が死ぬことがあり、黒く変色してしまいます。
③虫歯・歯周病
虫歯・歯周病ともに細菌による感染症です。矯正装置のせいで、これらに罹患しやすくなります。
④歯の根が短くなることがある(歯根吸収)
歯の根が短くなることがあります。
⑤ブラックトライアングル
歯と歯の間の歯肉が下がり、歯間が黒い三角形に見えることがあります。
⑥歯肉退縮
歯の移動とともに歯を支えている骨が壊れてしまうことがあります。そのせいで、表面を覆っている歯肉が下がって歯根の一部が露出したり、歯肉が裂けたように見えたりします。
⑦顎関節症
矯正治療中、「アゴが鳴る」、「アゴが痛い」、「口が開きにくい」といった症状(顎関節症の3大症状)が出てしまう場合があります。
⑧過成長
成長期の受け口の患者さんの場合、下顎の成長を抑えられないことがあります。
⑨金属アレルギー
矯正装置には様々な金属が使用されています。体質によっては、金属アレルギーを起こす場合があります。

別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。

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